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職場のパニック障害、接し方は?人事・管理職が知るべき法的義務と対応

職場のパニック障害、接し方は?人事・管理職が知るべき法的義務と対応

本記事では、パニック障害を抱える従業員への具体的な接し方から、企業が果たすべき法的義務、職場環境の整え方までを解説します。『職場の従業員がパニック障害だとわかり、どう接すれば良いか悩んでいる』人事・管理職の方に向け、明日から実践できる声かけ例や緊急時の対応、周囲の従業員への配慮までわかります。

産業保健サービスを提供する株式会社Medpartnerが、専門的知見からわかりやすく解説します。適切な対応や体制づくりに課題を感じている場合は、産業医の選任やメンタルヘルス対策について専門家へ相談することもご検討ください。

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目次

人事・管理職が押さえるべき法的義務と基本知識

【法的義務編】中小企業が果たすべき安全配慮義務と合理的配慮

人事・管理職が適切に対応するには、パニック障害の症状や特性を正しく理解しておくことが重要です。まずは、職場対応の前提となる基本知識と、誤解しやすいポイントを確認しましょう。

パニック障害とは?職場での対応に必要な症状の知識

パニック障害は、予期せぬパニック発作をくり返し、それにともなう強い不安を感じる病気です。発作は突然、強い恐怖感や不快感とともに始まり、数分でピークに達するとされています。厚生労働省の情報によると、パニック発作では以下のような症状が現れることがあります

下記に主な症状を整理します。

  • 動悸、心拍数の増加
  • 汗をかく
  • からだや手足の震え
  • 息切れ、息苦しさ
  • 喉が詰まる感じ
  • 胸の痛みや不快感
  • 吐き気、おなかの不快感
  • めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
  • 寒気または熱っぽさ
  • 現実でない感じ、自分が自分ではない感じ
  • コントロールを失うことへの恐怖
  • このまま死んでしまうのではないかという恐怖

また、発作がないときでも「また発作が起きたらどうしよう」という強い不安(予期不安)を抱えたり、過去に発作が起きた場所を避けるようになったりする(広場恐怖)のも特徴です。これらの症状が、日々の業務や通勤に影響を及ぼす可能性があります。

[※]こころの病気を知る パニック障害 不安障害(厚生労働省): https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_panic.html

「怠け・精神的な弱さ」ではないことを正しく理解する

パニック障害の症状は本人の意思でコントロールできるものではなく、精神的な弱さや怠けが原因ではありません。これは脳機能の不調が関係していると考えられている医学的な病気であり、誰にでも起こりうるものです。

周囲の人が「気の持ちよう」「甘え」などと誤解してしまうと、ご本人を不必要に傷つけ、孤立させてしまう可能性があります。結果として、症状の悪化や回復の遅れにつながることも考えられます。職場全体でパニック障害について正しく理解し、偏見なく受け入れる姿勢を持つことが、適切な支援の第一歩といえます。

【法的義務編】中小企業が果たすべき安全配慮義務と合理的配慮

【実践】明日から使える!パニック障害の従業員への接し方

中小企業には、従業員が安全かつ健康に働ける環境を整える責任があります。特に、メンタルヘルス不調や病気を抱える従業員への対応では、安全配慮義務と合理的配慮の考え方を正しく理解しておくことが重要です。ここでは、企業に求められる法的義務と、実務で押さえるべき対応ポイントを解説します。

安全配慮義務とは?企業に求められる責任範囲を解説

安全配慮義務とは、企業が従業員の生命や健康を危険から守るために必要な配慮をする法的な責任です。これは労働契約法第5条に定められており、身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスもその対象に含まれます

パニック障害を抱える従業員がいる場合、企業には発作のリスクや精神的な負担を軽減する措置を講じる責任があると考えられています。例えば、過度なストレスがかかる業務を調整したり、安心して働ける環境を整備したりすることが求められるのです。

この義務を怠った結果、従業員の心身の健康が損なわれた場合、企業が損害賠償責任を問われる可能性もあります。

合理的配慮で提供すべき具体策と進め方

合理的配慮とは、障害のある従業員が働く上での障壁を取り除くため、企業が過重な負担にならない範囲で提供する配慮を指します。改正障害者雇用促進法により、企業にはこの合理的配慮を提供することが義務付けられています

配慮の提供は、一般的に次のとおりに進められます。

  1. 従業員本人から、障害を理由とする困難についての申し出がある
  2. 企業と従業員で、どのような配慮が必要かを話し合う
  3. 企業の負担が過重にならない範囲で、提供する配慮内容を検討・決定する
  4. 決定した配慮を実施し、必要に応じて見直しを行う

具体策としては、満員電車を避けるための時差出勤や在宅勤務の許可、発作の引き金となりうる業務の変更などが挙げられます。大切なのは、一方的に決めるのではなく、本人としっかり話し合って合意形成を図ることです。

診断書をもとに本人・主治医と連携する際のポイント

診断書は客観的な情報源として重要ですが、それを基に本人と主治医の意見を丁寧に聴取することが不可欠です。診断書には、就業にあたって「何に配慮すべきか」が記載されていることが多いため、まずはその内容を確認します。

診断書から得られる情報は限られているため、より具体的な配慮を検討するには、本人の同意を得た上で主治医と連携することが有効です。その際は、会社の産業医などを通じて、従業員の業務内容を説明した上で意見を求めることが望ましいとされています。

この連携を通じて、「何ができて、何が難しいのか」「どのような支援があれば業務を続けやすいか」を具体的にします。そして、会社として提供できる配慮と、難しい点を率直に伝え、お互いが納得できる着地点を探ることが重要です。

安全配慮義務や合理的配慮の具体的な進め方、主治医との連携方法など、専門的な判断に迷うこともあるかもしれません。法令を遵守し、適切な労務管理を行うためには、産業保健の専門家のサポートが有効です。自社での対応に不安がある場合は、一度専門家への相談を検討してみてはいかがでしょうか。

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【実践】明日から使える!パニック障害の従業員への接し方

もし職場でパニック発作が起きたら?緊急時の対応フロー

パニック障害のある従業員への対応では、症状を無理に抑え込ませるのではなく、安心して相談できる関係づくりが大切です。ここでは、職場で実践しやすい接し方と、避けたい声かけの例を解説します。

基本姿勢は「傾聴」と「受容」

パニック障害の従業員への接し方では、まず本人の話をじっくり聞き、そのつらさを受け止める姿勢が基本です。相手の話を評価したり否定したりせず、「そうだったのですね」「大変でしたね」と気持ちに寄り添うことが大切になります。

無理に元気づけようとしたり、軽率なアドバイスをしたりすることは、かえって本人を追い詰めてしまう可能性があります。まずは、本人が安心して自分の状況を話せるような、安全な雰囲気を作ることが信頼関係の構築につながります。

【OK例】本人のペースを尊重する声かけ

本人がプレッシャーを感じず、自分の状態を伝えやすくなるような、配慮のある声かけを心がけることが大切です。相手を尊重し、選択肢を示すような言葉を選ぶと良いでしょう。

具体的な声かけの例は、下記に整理します。

✓ 今日から使える声かけのOK例

  • 「何か手伝えることはありますか?」
  • 「ご自身のペースで進めて大丈夫ですよ」
  • 「無理はしないでくださいね」
  • 「調子が悪いときは、遠慮なく教えてください」
  • 「少し休みますか?」

これらの声かけは、本人の状況を気遣い、自分でコントロールできる部分があるという安心感を与える効果が期待できます。

【NG例】プレッシャーや孤立感を招く言葉

本人を追い詰めたり、症状を悪化させたりする可能性があるため、避けるべき言葉を知っておくことも重要といえます。良かれと思ってかけた言葉が、本人の負担になることも少なくありません。

避けるべき言葉の例は、以下のとおりです。

⚠️ 避けるべき言葉(NG例)

  • 「気の持ちようだよ」「気持ちを強く持って」
  • 「もっと頑張って」
  • 「いつになったら治るの?」
  • 「みんな大変なのは同じだよ」
  • 「なんでできないの?」

このような精神論や根性論で片付けたり、他人と比較したりする言葉は、本人にプレッシャーや孤立感を与えてしまいます。

もし職場でパニック発作が起きたら?緊急時の対応フロー

職場でパニック発作が起きた場合は、周囲が慌てず、本人の安全と安心を最優先に対応することが大切です。ここでは、発作時に取るべき対応を3つのステップで解説します。

Step1:安全な場所へ誘導し、冷静に寄り添う

発作が起きた際は、まず周囲の視線が気にならない静かで安全な場所へ本人を誘導することが最優先です。空いている会議室や休憩室など、一人で落ち着けるスペースが良いでしょう。

周囲の人が慌てたり、過度に心配したりすると、本人の不安をかえって増幅させてしまう可能性があります。対応する人はできるだけ冷静に行動し、静かに寄り添うことを心がけてください。ただし、本人の許可なく背中をさすったり、体に触れたりするのは避けるべきです。まずは静かに見守りましょう。

Step2:本人の希望を聞き、回復をサポートする

本人の意思を尊重し、どうしてほしいかを確認しながら、落ち着くまでそばで見守ることが基本の対応になります。発作の苦しさのなかでも、本人が一番自分の状態をわかっています。

下記のような質問で、本人の希望を確認すると良いでしょう。

  • 「どうすれば少し楽になりますか?」
  • 「お薬は持っていますか?」
  • 「横になったほうが良いですか?」
  • 「誰かに連絡しましょうか?」

呼吸が浅く速くなっている場合は、「ゆっくり息を吐いてみましょう」と声をかけるのも一つの方法です。しかし、無理強いはせず、本人が望む対応を優先することが大切になります。発作は通常、数分から長くても1時間以内には治まるとされています。

Step3:落ち着いた後に今後の対応を話し合う

発作が完全に治まり、本人が落ち着いてから、その日の業務や今後の対応について話し合いの場を設けます。興奮が冷めないうちに話を進めるのは避け、本人の心身の状態が安定するのを待ちましょう。

まずは早退するか、少し休んでから業務に戻るかなど、本人の意向を確認します。その上で、もし今回の発作のきっかけになったと考えられる状況があれば、差し支えない範囲でヒアリングし、今後の対策を一緒に考えます。

この出来事を機に、現在行っている配慮が十分か、職場環境に改善すべき点はないかなどを改めて見直す良い機会と捉えることもできます。

就業継続を支える職場環境の調整|4つの具体的配慮

【チームケア】「不公平感」を防ぐ!周囲の従業員への配慮とマネジメント

パニック障害のある従業員が就業を続けるには、本人の状態に合わせて働き方や業務量を調整することが大切です。ここでは、職場で取り入れやすい4つの具体的な配慮を紹介します。

働き方の調整(時差出勤・在宅勤務など)

満員電車など特定の状況で不安が強くなる従業員には、時差出勤や在宅勤務といった働き方の調整が有効な配慮となります。通勤ラッシュの時間帯を避けて出退勤できるようにするだけで、心身の負担を大きく軽減できる可能性があります。

また、通勤自体が大きな負担となる場合や、自宅のほうが安心して業務に集中できるという場合には、在宅勤務の導入も有効な選択肢です。本人の症状や希望に合わせて、柔軟な働き方を検討することが求められます。

業務内容・量の調整(本人の状態に合わせて)

本人の体調や症状の波に合わせて、業務の質や量を柔軟に調整することが就業継続の鍵です。例えば、強いプレッシャーのかかるプレゼンテーションや、不特定多数とのやりとりが多い顧客対応業務などを一時的に減らすことが考えられます。

厳しい納期が設定されている業務は、予期不安を高める要因になることもあります。業務量を調整したり、チームで分担したりするなどの配慮も有効です。その際は、本人の能力を否定する意図ではないことを伝え、回復のための措置であることを丁寧に説明することが大切です。

休憩の取り方の工夫(短時間・頻回の休憩)

長時間にわたって集中して作業を続けることが、心身の緊張を高めてしまう場合があります。そのため、1回の休憩を長く取るのではなく、短時間の休憩をこまめに取れるように配聞することが効果的なケースも考えられます。

疲れやストレスがピークに達する前に小休憩を挟むことで、緊張を和らげ、発作の引き金を減らす効果が期待できます。他の従業員の目を気にせず休憩が取れるよう、休憩スペースを確保したり、チーム内で休憩の取り方について理解を促したりすることも大切です。

定期的な面談による状況のフォローアップ

1度決めた配慮を継続するだけでなく、定期的な面談を通じて本人の状況を継続的に確認することが重要です。体調は日々変化するため、その時々の状況に合わせたサポートの見直しが求められます。

面談では、体調の変化、業務上で困っていること、現在の配慮内容が適切かなどをヒアリングします。面談の頻度は、例えば週に1回、月に1回など、本人と相談しながら決めるのが良いでしょう。話し合った内容を記録として残しておくことで、状況の変化を客観的に把握し、より適切なサポートにつなげやすくなります。

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【チームケア】「不公平感」を防ぐ!周囲の従業員への配慮とマネジメント

特定の従業員への配慮は、時に周囲の従業員の負担増につながり、「不公平だ」という声が上がることもあります。こうしたチーム全体のマネジメントは、人事・管理職にとって大きな課題です。専門家の視点を取り入れながら、組織全体のサポート体制を構築することで、担当者の負担を軽減し、より円滑な職場運営を目指せます。

プライバシーに配慮した情報共有のルール作り

周囲の従業員への情報共有は、本人の同意を得た上で、業務上必要な範囲に限定することが鉄則です。病名や症状の詳細、治療内容といったプライベートな情報を、本人の許可なく共有することは絶対に避けるべきです。

共有が必要な場合は、本人と話し合い、どこまで、誰に、どのように伝えるかを決めます。例えば、「体調への配慮が必要なため、時差出勤をしています」「業務を円滑に進めるため、一部の業務を皆でサポートしてください」といった伝え方が考えられます。個人情報保護と業務の円滑化のバランスを取ることが重要です。

業務分担の見直しとチーム全体のサポート体制構築

特定の従業員に負担が偏らないよう、チーム全体の業務分担を見直し、組織として支える体制を作ることが求められます。誰か一人が配慮を受けると、その分の業務が他の誰かに集中してしまう状況は避けなければなりません。

これを防ぐためには、業務の標準化やマニュアル作成を進め、誰でも代替できる業務を増やすことが有効です。特定の個人にしかできない業務を減らすことで、柔軟な人員配置が可能になります。

日頃から「お互い様」という意識を醸成し、誰かが困ったときには自然に助け合えるようなチーム文化を育むことが、不公平感をなくす上で大切です。

管理職が率先して相談しやすい雰囲気を作る

管理職自身が、心身の不調についてオープンに話せる姿勢を示すことで、部下が相談しやすい雰囲気につながります。管理職が自身の経験などを話すことで、従業員も「体調が悪いときは相談しても良いんだ」と感じやすくなります。

定期的に1on1ミーティングの時間を設け、業務の進捗だけでなく、体調面で気になっていることがないかを尋ねることも効果的です。重要なのは、管理職が一人で問題を抱え込まないことです。人事部や産業医など、社内外の専門家と連携し、組織として対応している姿勢を見せることが、部下の安心感にもつながります。

再発させないための中長期的なサポート体制構築

対応に困ったら?中小企業こそ活用したい外部の専門家

パニック障害の再発を防ぐには、復帰時だけでなく、その後も継続的に状態を確認できる体制づくりが重要です。ここでは、職場復帰支援プランの立て方と、再発のサインを早期に把握するためのポイントを解説します。

職場復帰支援プラン(リワーク)の立て方

休職からの復帰を支援する際は、段階的に業務負荷を上げていく「職場復帰支援プラン」を本人・主治医・会社で連携して作成します。いきなり休職前と同じ業務量・勤務時間に戻すのではなく、心身の状態に合わせて徐々に慣らしていくことが再発防止の鍵です。

プランは一般的に、下表のようなステップで進められます。

ステップ勤務形態の例業務内容の例
第1段階週3日、1日4時間程度の短時間勤務・定型的で負担の少ない軽作業
・社内メールの確認など
第2段階週5日、1日6時間程度の勤務・徐々に本来の業務に近い内容へ
・他の従業員と連携する業務
第3段階通常勤務(フルタイム)・休職前と同様の業務
・ただし残業は制限する

このプランはあくまで一例であり、本人の状態に合わせて柔軟に変更することが重要です。定期的に進捗を確認し、無理のないペースで進められるよう支援します。

再発のサインを見逃さないためのチェックポイント

再発を防ぐためには、本人の小さな変化に周囲が気づき、早期に対応することが大切です。ご本人は不調を自覚していても、自分から言い出せないこともあります。

管理職や同僚が気にかけるべきサインの例を、下記に示します。

✓ 再発サインのチェックポイント

  • 遅刻や早退、欠勤が増える
  • 仕事でのミスや物忘れが目立つ
  • 集中力が続かず、ぼーっとしている時間が増える
  • 以前より口数が減り、表情が暗い
  • 休憩時間に一人でいることが多くなる

これらのサインに気づいた場合は、「最近、疲れているように見えますが、大丈夫ですか?」などと優しく声をかけ、話を聞く機会を設けることが望ましいです。負担が大きすぎないか、現在の配慮が適切かを見直すきっかけになります。

対応に困ったら?中小企業こそ活用したい外部の専門家

まとめ

パニック障害のある従業員への対応は、社内だけで抱え込まず、必要に応じて外部の専門家と連携することが大切です。ここでは、中小企業が活用しやすい相談先と連携のポイントを紹介します。

産業医や産業保健スタッフとの連携

産業医や保健師などの産業保健スタッフは、医学的な視点から専門的な助言を提供してくれる心強いパートナーです。従業員との面談を通じて就業上の意見書を作成したり、主治医と連携して適切な配慮を検討したりと、多岐にわたるサポートが期待できます。

特に、専門の部署を置くことが難しい中小企業にとって、社外の専門家である産業医や産業保健スタッフをうまく活用することは、効果的かつ効率的なメンタルヘルス対策の実現につながるといえます。法令遵守の観点からも、重要な役割を果たします。

EAP(従業員支援プログラム)や公的機関の活用

企業の外部にあるEAPサービスや、地域の労働局、産業保健総合支援センターなどの公的機関も活用できます。EAP(従業員支援プログラム)は、企業が契約する外部機関で、従業員がカウンセリングなどのサポートを匿名で受けられるサービスです。

本人にとっては、社内の人に知られずに相談できるため、心理的なハードルが低いという利点があります。また、産業保健総合支援センター(さんぽセンター)などの公的機関では、企業のメンタルヘルス対策に関する相談や研修などを、無料または低コストで提供しています。こうした外部リソースを積極的に活用することも有効な手段です。

パニック障害を持つ従業員への対応は、医学的・法的な知識が求められ、人事担当者だけでは判断が難しい場面も少なくありません。産業医をはじめとする外部の専門家と連携することで、法令を遵守し、従業員が安心して働ける環境を整えることができます。適切なサポート体制の構築にお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

職場でパニック障害の従業員に対応するには、病気への正しい理解を前提に、安全配慮義務や合理的配慮といった法的義務を果たすことが基本です。緊急時の対応や具体的な環境調整、周囲への配慮も行い、本人と対話しながら就業継続を支援する姿勢が求められます。

人事担当者の負担が大きく、専門的な対応をまとめて相談したい場合は、産業保健のプロに任せることで円滑な体制構築が可能です。 また、法令遵守やリスク管理の観点から適切な労務管理を行いたい場合も、専門家のサポートが有効です。

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この記事を書いた人

整形外科医/産業医

整形外科専門医として急性期病院・クリニックにて保険診療に従事。
現場での診療を通じ、患者・医療者それぞれが抱える課題を認識し、医療とテクノロジーを横断した問題解決に取り組む。
総フォロワー数20万人を超える医師コミュニティ「Elite Doctors」を主宰。
全国、全診療科、あらゆる年代の医師ネットワークと知見を活かした事業共創・医療DX支援・組織開発を行っている。

著書に「クリニック経営者のためのゼロから始めるSEO集患術」等

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