MENU

新入社員の欠勤が多い原因とは?人事・上司の正しい対応と予防策

新入社員の欠勤が多い原因とは?人事・上司の正しい対応と予防策

この記事では、新入社員の欠勤が続く場合の正しい対応法から根本的な予防策まで、具体的なステップを解説します。「期待の新入社員の休みが多く、どう対応すべきか」とお悩みの人事・上司の方もいるのではないでしょうか。適切な初期対応や医学的視点から見た欠勤のサイン、企業の法的リスクまで網羅的に理解することで、問題をこじらせずに早期解決を目指せます。

何から手をつければよいかわからない場合は、専門家が状況に応じた最適な解決策をご提案しますので、ぜひ一度ご相談ください。

健康経営・労務リスク診断
御社の「健康経営・労務リスク」を
1分でチェック!

当てはまる項目にチェックを入れてください。

✓ この記事でわかること
  • 新入社員の欠勤が続いたら?人事・上司が最初にすべき3つのステップ
  • 新入社員の欠勤に隠された4つのサインと医学的視点
  • 状況を悪化させないために|やってはいけないNG対応
目次

新入社員の欠勤が続いたら?人事・上司が最初にすべき3つのステップ

新入社員の欠勤に隠された4つのサインと医学的視点

新入社員の欠勤が続いた場合、まずは冷静に状況を把握し、段階的に対応を進めることが重要です。感情的にならず、体系立てられた手順を踏むことで、問題の早期解決につながる可能性があります。ここでは、人事や上司が最初に取り組むべき3つのステップを解説します。

ステップ1:本人の状況を把握するための適切な声かけとヒアリング

本人の状況を把握するためには、まず威圧的にならない姿勢で話を聞くことが大切です。心配している気持ちを伝え、本人が安心して話せる環境を作ることから始めましょう。例えば「最近休みがちだけど、何か困っていることはない?」といった声かけが考えられます。

ヒアリングの際は、一方的に質問を浴びせるのではなく、本人の話に耳を傾ける姿勢が求められます。欠勤の理由を無理に聞き出そうとせず、まずは本人が何に悩み、どう感じているのかを理解することに努めるのがよいでしょう。

ステップ2:客観的な事実(勤怠記録・業務状況)の整理

次に、主観を入れずに客観的な事実を整理することが、適切な判断を下すための基盤となります。勤怠記録を確認し、いつ、どれくらいの頻度で休んでいるのかを正確に記録しましょう。欠勤の曜日や時間帯に特定の傾向がないかもあわせて確認します。

また、業務の進捗状況や、周囲の同僚から見た本人の様子なども整理しておくとよいと考えられています。これらの客観的な情報は、後の対応方針を検討する上で重要な資料となるものです。感情的な憶測を排除し、事実に基づいて状況を評価することが重要といえます。

ステップ3:対応方針の検討と専門家への相談準備

収集した情報をもとに、社内での初期対応方針を決め、専門家への相談準備を進めます。直属の上司だけで抱え込まず、人事部門と情報を共有し、組織としてどう対応するかを協議しましょう。この段階で、産業医や外部の相談窓口といった専門家への相談が必要かどうかを検討します。

特にメンタルヘルス不調の可能性が考えられる場合は、専門的な知見が不可欠です。独自判断で対応を進めてしまうと、かえって状況を悪化させるリスクがあります。専門家へスムーズに連携できるよう、整理した情報を準備しておくことが求められます。

新入社員の欠勤に隠された4つのサインと医学的視点

新入社員の欠勤は、単なる「休み癖」ではなく、心身の不調や職場環境への不適応を示す重要なサインかもしれません。その背景には、医学的な視点から見て注意すべきいくつかの可能性が潜んでいます。ここでは、欠勤に隠された4つの代表的なサインを解説します。

適応障害やうつ病などメンタルヘルス不調の初期症状

欠勤の背景には、適応障害やうつ病といったメンタルヘルス不調が隠れている場合があります。新しい環境への変化は大きなストレスとなり、気分の落ち込みや意欲の低下、不眠などの症状を引き起こすことがあります。これらは、本人も気づかないうちに進む可能性があります。

特に、以前は活発だった新入社員が急に無口になったり、集中力が続かなくなったりする変化は注意が必要です。欠勤は、心身が休息を求めているサインと捉え、専門的なサポートの必要性を検討することが大切といえます。

人間関係や業務内容へのミスマッチ

職場での人間関係や、与えられた業務内容が本人に合っていないことも欠勤の原因となります。上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかず孤立感を深めたり、業務へのプレッシャーや内容への不満が過度なストレスになったりするケースは少なくありません。

本人がこうしたミスマッチを自覚していても、自分から言い出すことは難しいものです。ヒアリングを通じて、本人が職場環境や業務にどのような思いを抱いているのか、丁寧に話を聞くことが問題の発見につながると考えられています。

睡眠障害や生活リズムの乱れ

新生活への移行に伴う生活リズムの乱れが、睡眠障害を引き起こし欠勤につながることもあります。初めての一人暮らしや、慣れない通勤による環境の変化は、睡眠の質を低下させる一因です。夜眠れない、あるいは朝起きられないといった状態が続く可能性があります。

睡眠不足は日中の眠気や集中力低下を招き、仕事のパフォーマンスに直接影響します。これが続くと、出社すること自体が困難になり、欠勤せざるを得ない状況に陥ることも考えられるでしょう。生活習慣に関する悩みも、相談しやすい環境作りが重要です。

身体疾患の可能性と受診勧奨の判断基準

メンタルヘルスの問題だけでなく、何らかの身体的な病気が欠勤の背景にある可能性も忘れてはいけません。本人が「体調不良」とだけ伝え、具体的な症状を話さない場合、その裏には診断されていない疾患が隠れているかもしれません。

欠勤が断続的に繰り返される、顔色が悪いなど、客観的に見て健康状態が優れない様子が見られる場合は、一度医療機関の受診を促すことも選択肢の一つです。ただし、診断は医師の専門領域であり、会社が病名を特定しようとすることは避けるべきです。

状況を悪化させないために|やってはいけないNG対応

状況を悪化させないために|やってはいけないNG対応

新入社員の欠勤に対して良かれと思ってとった行動が、かえって本人を追い詰め、状況を悪化させてしまうことがあります。ここでは、人事担当者や上司が避けるべき4つのNG対応について、その理由とともに解説します。

本人を問い詰める・精神論で叱責する

本人を問い詰めたり、精神論で叱責したりする対応は、関係を悪化させるだけです。「なぜ休むんだ」「やる気がないんじゃないか」といった言葉は、本人に強いプレッシャーを与えます。信頼関係を著しく損なうため、絶対に避けるべき対応といえます。

多くの場合、欠勤の背景には本人もコントロールできない心身の問題があります。根性論で解決しようとする姿勢は、問題をさらに根深くする可能性があるでしょう。まずは相手の状況を理解しようと努めることが、解決への第一歩と考えられています。

安易に「大丈夫?」と聞く・励ましすぎる

善意から発せられる「大丈夫?」という言葉や、過度な励ましも逆効果になることがあります。不調を抱える本人にとって、この言葉は「大丈夫と答えなければいけない」というプレッシャーに感じられるかもしれません。また、「頑張れ」という励ましが、さらなる負担になることもあります。

声かけをする際は、具体的なサポートを申し出る形が望ましいです。「何か手伝えることはある?」や「もし話せるなら聞くよ」といった言葉のほうが、本人の安心につながる可能性があります。相手の反応を見ながら、慎重にコミュニケーションをとることが重要です。

専門家の意見なしに独自判断で対応を進める

人事や上司だけの判断で対応を進めることには、大きなリスクが伴うといえます。医学的な知識がないままに原因を推測し、誤った対応をとってしまうと、本人の健康状態を悪化させかねません。また、企業の安全配慮義務違反を問われることにもつながる可能性があります。

特にメンタルヘルス不調が疑われる場合は、産業医などの専門家の意見を求めることが不可欠です。客観的かつ専門的な視点からの助言を得ることで、企業として適切かつ安全な対応をとれるようになります。

プライバシーに関わる情報を本人の同意なく共有する

欠勤の理由や心身の健康状態といった情報は、きわめて慎重に扱うべき個人情報です。これらの情報を本人の明確な同意なく、他の従業員や関係部署に共有することは決して許されません。プライバシーの侵害にあたり、法的な問題に発展するリスクがあります。

情報共有が必要な場合は、その目的と共有範囲を本人に丁寧に説明し、必ず同意を得る手続きを踏みましょう。こうした配慮が、本人との信頼関係を維持し、安心して相談できる環境を守ることにつながります。

産業医が果たす役割とは?医学的知見で解決に導くプロセス

新入社員の欠勤問題において、産業医は医学的な知見から企業と従業員を支える重要な役割を担います。専門家である産業医が介入することで、問題の客観的な評価と適切な解決策の実行が可能になります。ここでは、産業医がどのように解決に導くのか、そのプロセスとメリットを解説します。

産業医の活用方法や、自社に適した産業医の選び方についてお悩みの場合は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の状況に合わせた最適なサポートをご提案します。

Medpartner産業医無料相談1

産業医面談で何をするのか?(ヒアリング・助言・意見書作成)

産業医面談では、まず産業医が中立的な立場で従業員本人から話を聞くことから始まります。心身の健康状態や、仕事上の悩み、職場環境についてヒアリングを行い、問題の背景にある要因を探ります。面談内容は守秘義務によって守られるため、従業員は安心して話せるのが特徴です。

ヒアリング後、産業医は本人に対してセルフケアの方法などを助言します。同時に、会社に対しては、その従業員が安全に働き続けるために必要な配慮(就業上の措置)について、医学的な観点から意見書を作成し提出することがあります。

従業員本人にとってのメリット(安心して相談できる専門家)

従業員にとって産業医は、会社には直接言いにくい健康問題を安心して相談できる専門家です。上司や同僚との利害関係がないため、心身の不調や職場での悩みを率直に打ち明けられます。これにより、一人で問題を抱え込む状況を避けられる可能性があります。

また、専門家から客観的なアドバイスを受けることで、自身の健康状態を正しく理解できます。そして、今後の働き方や必要な対処法について具体的な指針を得られるため、不安の軽減につながると考えられています。

会社にとってのメリット(適切な就業上の措置・リスク管理)

会社にとっての大きなメリットは、医学的根拠に基づいた適切な対応ができる点です。産業医の意見書を参考に、業務量の軽減や配置転換、休職の要否などを判断できます。これにより、従業員の健康回復を支援しつつ、企業の安全配慮義務を果たすことにつながります。

また、早期に専門家が介入することで、問題の長期化や複雑化を防ぎ、早期離職のリスクを低減できます。これは、採用や育成にかかるコストを守るという観点からも、企業にとって重要といえるでしょう。

主治医と産業医の役割の違いと連携の重要性

主治医と産業医は、似ているようで役割が明確に異なります。主治医の役割は、病気の診断と治療に専念することです。一方、産業医の役割は、その診断や治療状況を踏まえ、従業員が「仕事と治療を両立」できるよう、職場環境の調整を助言することにあります。

この二つの専門家が連携することで、より効果的なサポートが実現します。例えば、主治医からの診断情報をもとに、産業医が具体的な業務制限の内容を会社に提案する、といった連携が考えられます。両者の協力は、従業員の円滑な職場復帰に不可欠です。

人事担当者が知っておくべき「安全配慮義務」と法的リスク

人事担当者が知っておくべき「安全配慮義務」と法的リスク

企業には、従業員が安全で健康に働けるように配慮する「安全配慮義務」が法律で定められています。新入社員の欠勤が続く状況を放置することは、この義務に違反すると見なされる可能性があります。人事担当者として、この法的な側面を正しく理解しておくことが重要です。

安全配慮義務とは?企業に求められる具体的な対応

安全配慮義務とは、企業が従業員の生命や身体、心身の健康を危険から保護するよう配慮すべき義務のことです。これは労働契約法第5条に明記されており、すべての企業に課せられています。具体的な対応としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 長時間労働の是正
  • ハラスメント対策の実施
  • 健康診断の実施と事後措置
  • メンタルヘルス不調者への適切な対応

新入社員の欠勤が不調のサインである場合、企業はこれを見過ごさず、状況の把握や専門家への相談といった適切な措置を講じる必要があるといえます。

義務違反と判断された場合のリスク(労災認定・損害賠償)

安全配慮義務を怠った結果、従業員が精神疾患を発症したり、症状が悪化したりした場合、企業はその責任を問われることになります。具体的には、労働災害(労災)として認定されたり、従業員から損害賠償請求訴訟を起こされたりするリスクがあります。

こうした事態に至ると、金銭的な負担だけでなく、企業の社会的信用の失墜は避けられません。採用活動への悪影響や、他の従業員の士気低下など、経営に与えるダメージは計り知れないものとなる可能性があります。

産業医の意見書が持つ法的な意味と活用法

産業医から提出される意見書は、企業が安全配慮義務を果たす上で非常に重要な役割を持ちます。この意見書は、医学的知見に基づいた専門家の判断であり、企業が従業員の健康状態に配慮して適切な措置を講じたことを示す客観的な証拠となります。

例えば、意見書に基づいて業務軽減や休職といった対応をとった場合、企業は従業員の健康を守るために行動したと評価されやすくなります。逆に、産業医の意見を無視して問題が発生した場合は、企業の責任がより重く問われる可能性があるため、その内容は真摯に受け止めるべきです。

法令遵守や労務リスク管理の観点から、産業医との連携体制を構築することは、企業を守る上で不可欠です。産業医の選任義務や具体的なリスク対策についてご不明な点があれば、専門家への相談をおすすめします。

Medpartner産業医資料請求2

根本解決へ|新入社員の早期離職・メンタル不調を防ぐ組織作り

根本解決へ|新入社員の早期離職・メンタル不調を防ぐ組織作り

新入社員の欠勤問題に個別対応するだけでなく、同様の問題を繰り返さないための組織的な取り組みが根本解決には不可欠です。新入社員が安心して定着し、活躍できる職場環境を整えることで、早期離職やメンタルヘルス不調を未然に防ぐことが期待できます。

新入社員の孤立を防ぐオンボーディング・研修プログラムの見直し

新入社員が職場にスムーズになじめるよう、入社後のオンボーディングを見直すことが重要です。業務スキルの習得だけでなく、企業文化の理解や、社内の人間関係を築くためのサポートを手厚くすることが、新入社員の孤立感を和らげることにつながります。

例えば、部署の垣根を越えた交流会や、同期同士で悩みを共有する場を設けるといった工夫が考えられます。研修プログラムが一方的な知識伝達に偏っていないか、実践的なコミュニケーションを促す内容になっているかを見直すことも有効です。

1on1ミーティングやメンター制度の活用

定期的な1on1ミーティングやメンター制度は、新入社員の小さな変化や不安を早期に把握する上で効果的です。上司が週に1回、あるいは月に1回でも部下と1対1で対話する時間を設けることで、信頼関係が構築され、悩みを相談しやすくなります。

また、年齢の近い先輩社員が相談役となるメンター制度も、新入社員の心理的な支えとなります。業務上の質問からプライベートな悩みまで、気軽に話せる相手がいることは、職場への適応を大きく助けると考えられています。

管理職向けのメンタルヘルス・ラインケア研修の実施

管理職が部下の不調のサインに気づき、適切に対応できるスキルを身につけることは極めて重要です。そのために、管理職を対象としたメンタルヘルス・ラインケア研修を定期的に実施することをおすすめします。研修を通じて、部下への適切な声かけの方法を学べます。

また、どのような場合に産業医や人事につなぐべきか、その判断基準を学ぶこともできます。管理職の対応力向上は、職場全体のメンタルヘルス対策の質を左右する鍵といえるでしょう。

相談しやすい雰囲気の醸成と相談窓口の周知

従業員の誰もが「困ったときには相談していい」と感じられる、心理的安全性の高い職場風土を醸成することが大切です。経営トップがメンタルヘルス対策の重要性を発信したり、社内報などで継続的に啓発したりする活動が有効です。

同時に、社内外にどのような相談窓口があるのかを明確に周知し、利用を促すことも忘れてはなりません。産業医面談や外部EAP(従業員支援プログラム)など、複数の選択肢を用意し、従業員がアクセスしやすいように情報を整理して提供することが求められます。

産業医がいない中小企業が今からできる産業保健体制の構築

産業医がいない中小企業が今からできる産業保健体制の構築

「うちの会社は規模が小さいから産業医はいない」という中小企業も多いかもしれません。しかし、従業員の健康を守り、企業の成長を支える産業保健体制は、企業の規模にかかわらず重要です。ここでは、産業医がいない中小企業が今から始められる体制構築のステップを紹介します。

産業医選任義務の確認と自社の現状把握

まずは、自社に産業医の選任義務があるかどうかを確認することから始めましょう。法律では、常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、産業医を1人以上選任することが義務付けられています。この「労働者」には、正社員だけでなくパートやアルバイトも含まれます。

選任義務がない場合でも、従業員の健康管理やメンタルヘルス対策に課題を感じているなら、産業保健体制の導入を検討する価値は十分にあります。自社の現状を把握し、どのようなサポートが必要かを考えることが第一歩です。

外部の産業保健サービスを活用するメリットと選び方

自社で直接産業医を探すのが難しい場合、外部の産業保健サービスを活用するのが効率的です。こうしたサービスを利用すると、自社のニーズに合った経験豊富な産業医をスムーズに見つけられる可能性があります。また、月1回からの訪問やオンライン面談など、柔軟な契約形態を選べます。

サービスを選ぶ際は、紹介実績が豊富か、メンタルヘルス対応に強いか、料金体系は明確か、といった点を確認しましょう。複数のサービスを比較検討し、自社の課題解決に最も貢献してくれそうなパートナーを選ぶことが重要です。

良い産業医・サービスを見極めるための3つの比較ポイント

良い産業医や産業保健サービスを見極めるためには、いくつかの比較ポイントがあります。特に重要となる3つのポイントを下表にまとめました。

比較ポイント確認すべき内容
1. 専門性・経験・メンタルヘルス対応の実績は豊富か
・自社の業種や働き方に関する知見があるか
・産業医としての活動経験年数
2. コミュニケーション能力・人事担当者や経営層と円滑に連携できるか
・従業員が話しやすい雰囲気を持っているか
・専門用語をわかりやすく説明できるか
3. 実績・サポート体制・他社での具体的な導入事例や改善実績
・産業医面談以外にどのようなサポートがあるか
・緊急時の対応やフォローアップ体制は整っているか

これらの観点から総合的に評価し、長期的なパートナーとして信頼できる産業医やサービスを選定することが、体制構築の成功につながります。

導入後の効果を最大化するための社内準備

産業医や外部サービスを導入しただけで満足してはいけません。その効果を最大限に引き出すためには、社内での準備が不可欠です。まず、産業医がどのような役割を担い、従業員がどのように相談できるのかを全社に周知徹底しましょう。

また、人事担当者と産業医が定期的に情報交換を行い、会社の健康課題について協議する場を設けることが重要です。産業医の活動を会社全体の健康経営方針の中に位置づけ、積極的に活用していく姿勢が、導入効果を高めることにつながると考えられています。

新入社員の欠勤対応から、将来的なリスクを防ぐ組織作りまで、産業保健の専門家が持つ知見は企業の大きな力となります。何から始めればよいかわからない、という場合でも、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

新入社員の欠勤が多い場合、背景にあるメンタル不調などのサインを見逃さず、人事・上司は本人へのヒアリングから専門家との連携まで、段階的かつ慎重に対応を進めることが重要です。やってはいけないNG対応を避け、安全配慮義務を遵守しながら、根本的な解決策として相談しやすい組織作りにも取り組みましょう。

個別のケースへの対応や産業保健体制の構築に不安がある場合は、専門家の知見を活用することが解決への近道となりますので、まずはお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

整形外科医/産業医

整形外科専門医として急性期病院・クリニックにて保険診療に従事。
現場での診療を通じ、患者・医療者それぞれが抱える課題を認識し、医療とテクノロジーを横断した問題解決に取り組む。
総フォロワー数20万人を超える医師コミュニティ「Elite Doctors」を主宰。
全国、全診療科、あらゆる年代の医師ネットワークと知見を活かした事業共創・医療DX支援・組織開発を行っている。

著書に「クリニック経営者のためのゼロから始めるSEO集患術」等

目次